償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
みんなの顔見たくないし、俯いておこう。
私は後ろのドアから入った。
ガラガラ
「遅れました。」
みんな私の方見て笑うかな。
私ジャージだし、指摘されそう。
…なんて思ってたけど、間違いだった。
いきなり入ってきたのに、誰一人私の方を見ない。
あぁ、そうだった。
私に興味がある人なんていないんだった。
面倒だから掃除を押し付けて…
私が汚いから水をかけたんだ…
私の方をみて笑う?
ちょっと自意識過剰だったみたい。