償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
それでも朝はやってくる。
「いってきます。」
「いってらっしゃい。」
おじいちゃんは、いつも笑顔で私を送り出してくれる。
おじいちゃんには、感謝してる。
私のこと、憎むべき人なのに…
おじいちゃんには…きっと何かの責任感があるんだ。
学校いっても、喋らない。
授業もまともに聞いてない。
友達もいない。
学校行く意味なんて、ないよ。
今日は…ちょっと遠回りしていこう。