償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
----------俊介side----------
「いないねぇ~」
春がつまんなそうに言った。
そんな簡単に見つかるわけねぇだろ。
でも…どんだけ強いのか…それだけは少し興味があるな。
「あ、俺らが悪いことすれば来んじゃね?」
恭弥がそんなことを言い出した。
それは、総長として…
「だめだ。」
「あは、やっぱり?」
何がやっぱり?だよ。だめに決まってるだろ。
「じゃあさ、悪いことしてるフリ。ならいいよね?」
…そうきたか。
「…はぁ。警察に捕まんねぇ程度にな。」
ま、そんなことしても来ねぇだろ。
そういえば美帆…今日の用事って何だったんだ?