償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》




体育館の入口で様子を伺う。



総長らしき人が声を荒らげて叫んでいた。

「姫の下坂美帆を出せぇぇぇ!」



狙いは弱点である私か…。

生徒達は怯えて固まっている。


避難させないと危ないっ!

先生達は何をやってるの!




先生達も固まり、呆然とその様子を眺めていた。



「そんな簡単に出すわけねぇだろ!」


俊介が叫んでる姿見るの初めてかも…


………そんなこと考えてる暇ないっ!

< 150 / 202 >

この作品をシェア

pagetop