償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》



姫なのにみんなに心配かけた。
だから、すごく反省してるよ。


でも……私が狙いで来たんだよ、白虹は。



だから私が責任負わないとね。



だから美帆として…じゃなくて、星闇として戦った。



星闇なら守るのが当たり前でしょ?




「…っ!星闇…だったんだな。」



…話は後でって言っちゃったもんね……



「黙ってて、ごめん…。
私…自分なりに考えたんだ。どうすれば、救われた命で悔いのない人生が遅れるか。…でた答えは、私が命を救うことだった。」




俊介は俯いたまま、顔をあげない。




「きっと…きっと、それが償いなんだよ。私が死ぬことでもなく、辛い人生を送
ることでもない。

私が、救うことだったんだよ。」






星闇を始めた頃はよく分からなかった。


その行為が「償い」なんだって…




だけどね、俊介達と戦って気づいたよ。





何かで頬が濡れたときに……





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