償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
「ねぇ、俊介…。好き。」
改めて口にするとすごく恥ずかしいけど、俊介は目を逸らさないでいてくれる。
俊介はフッと笑って
「知ってる。俺も。」
といった。
そう言って優しく微笑む俊介が愛しくてたまらなかった。
「なぁ、俺達…「美帆??起きたの?!」」
俊介は何か言いかけたけど……
今度聞こう。
「恭弥、心配かけてごめんね。春も。秋も。大希も…」
一人一人の目を見て名前を呼んだ。
そう言うと、みんなは私に笑いかけてくれる。