償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
みんなは私にとって大切な存在。
パパとママと同じくらいに。
だからこそ思うんだ。
守らなきゃっ……て。
「星闇だったなんて……すごい!!!!かっこいいね!」
そう言って興奮する春。
「確かに!強いしっ!」
続いて秋。
そんな二人の頭に大希はチョップをいれて言った。
「星闇はすごいけど、危険だろ…?」
二人は頷き合って黙る。
「止めても辞めないのが美帆だけどねっ」
恭弥は私の性格をよくわかってる。
普段はチャラチャラしててダラしないのに、ちゃんと人の内面を見てる。
「やめるつもりはないよ。参戦してくれてありがとう。」
「私のせいで巻き込んでごめん」って言おうとしたけど、仲間だから当たり前でしょ?って言われるのを分かっていたから言わなかった。
そのかわり、ありがとうって伝えた。
「あははっ!あったりまえ!」
私もつられて笑う。
みんなあったかい。
大好き────────