償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》







みんなは私にとって大切な存在。
パパとママと同じくらいに。




だからこそ思うんだ。


守らなきゃっ……て。





「星闇だったなんて……すごい!!!!かっこいいね!」


そう言って興奮する春。



「確かに!強いしっ!」

続いて秋。



そんな二人の頭に大希はチョップをいれて言った。



「星闇はすごいけど、危険だろ…?」



二人は頷き合って黙る。




「止めても辞めないのが美帆だけどねっ」



恭弥は私の性格をよくわかってる。

普段はチャラチャラしててダラしないのに、ちゃんと人の内面を見てる。




「やめるつもりはないよ。参戦してくれてありがとう。」



「私のせいで巻き込んでごめん」って言おうとしたけど、仲間だから当たり前でしょ?って言われるのを分かっていたから言わなかった。


そのかわり、ありがとうって伝えた。



「あははっ!あったりまえ!」






私もつられて笑う。



みんなあったかい。




大好き────────
< 165 / 202 >

この作品をシェア

pagetop