償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
「ほんと?さんきゅ!
さっき佑都に友達大事にしろよ?って言われたんだ…!」
ああ、それで照れくさそうに頷いてたのかぁ!
「あはは、それで頷いてたんだ!
総長さんのこと好きなんだね!」
沙奈は焦ったように俯いた。
耳が赤い…
「ふふっ、照れないで?
私たちってこんな格好して喧嘩してるけど、ちゃんと恋愛してる女子なんだね!」
「確かに、2年前まで恋愛には縁がないと思ってたけど…」
「私も。 時間ができたら、過去にあったことを全部話すね?沙奈なら、信用できるし!」
「女同士なんだし、たくさん相談のるよ!…帰ろっか。」
「ありがとう。」
そして、フードをとって歩き出した。