償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
「なんて呼べばいい〜??」
茶髪がくりくりした大きな目で私をみた。
「普通に…美帆でいいけど。」
「おれのことはー…恭弥で!」
茶髪が、恭弥。
「おれのことは、俊介って呼べ。」
金髪が、俊介。
「おれは大希でいーよ♪」
赤髪が、大希。
「美帆、これからもここ、こいよな?」
「そーだよー!きなっ!」
「その方が楽しそうだしな。」
今関わって、後悔するのは私じゃない。
あなたたちなんだよ?
私は言葉につまる。
「俺たちと関わるのが嫌なのか?」
そんなわけない。
あなたたちは…
あいつらに似てるから。
嫌いになれるはずがない。
今、嫌って言わないと、これからも関わることになるかもしれない。
でも、口は正直だった。
「嫌じゃないよ。」
こんなんじゃだめだ。誰かにしがみついているようじゃ…