償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
「そうなんですか。その容姿じゃ、登校したらすぐに人気が出ますね…」
「人気なんか出たくねぇ…。」
「そーいえばさー、敬語やめたらー??」
あ、確かに。同年代だしね。
「そうだね。そうする。」
「あ、もう学校行くね。じゃーね。」
話すの…最後だな。
噂を知った瞬間、
私はあなたたちにとって、空気になる。
だけど、存在感のある、汚い空気。
「ばいばーい!」
「じゃあな。」
「またな~♪」
私は学校へ向かう。