償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
……
「誰?この子。」
「学校朝っぱらからサボって…不良?!」
「お前には言われたくねーだろ。」
「ははっ」
なんか…
騒がしいな…。
まだ眠い目を開けると、
整い過ぎた顔が目の前にあった。
「っ?!」
え、誰?!
「起きたか。お前、何してるんだ?」
男は金色の髪をなびかせた。
「……」
関わってはいけない。
そう、直感した。
私は俯いてしまった。
「おい、聞いてんのか?」