償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
「おーい、大希さん、あれとめに行きましょうよ!」
赤髪くんが指差した方には男達が10人と3人で戦っていた。
明らかに不利だよ。
バイクを止め、男達の元へ向かう。
「美帆…どんくらい強えぇか知らないけど、武器持ってるから近づくなよ!」
武器を避ける方法習ったんだけどな…
「うん…」
「おい、そこで何してる!」
メガネ君は声を低くして言う。
「チッ…邪魔が入ったか。」
「総長、やっちゃいましょうか。」
「当たり前だ。」
「どっかの族のようだな。」
大希…なんで笑顔なの。
「ふっ!俺たちは獨毒だ。俺が総長だ!」
…どこ…それ。
噂でも聞いたことない。
「ああ。武器を使ってるくせに弱い所か。」
赤髪くん、はっきり言い過ぎ。
「それはどうかな。そっちはどこの族だ?」