償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》



大希達は私のことを一斉に見る。


…私が言うの?!



「…私達は桜舞。私は姫。どうする?今すぐ拉致する?」


私は俊介に教えてもらった殺気の目をして言った。


大希達は目を丸くしている。



私はこの殺気の目に入ったら止まらないんだ。



「なにビビってるの?たかが女でしょ?かかってきなよ。」


私は挑発するように言った。


「ま、俺たちが守るけどな。」

そう言って3人共、私の前に立った。



「やれぇぇ!」


獨毒から攻撃を仕掛けてきた。


ドカッ
バキッ


私の前で戦う3人。



あっ…!あの人刃物もってる!


それに気づかない3人。



「あなたの相手は私。」


いつの間にかそう言っていた。
< 72 / 202 >

この作品をシェア

pagetop