償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
「銃刀法違反で逮捕されちゃうよ?」
一発でKOしてしまったから、つまんないかも…
「美帆…強えぇな…」
「姉貴、流石です!」
「…すごい。」
一人倒しただけなのに、お褒めの言葉を頂いた。
「…ありがとう」
「そーいえばさ、目が殺気に溢れてたよな。俊介みたいに。」
「たしかに、そうですね。総長に教えてもらったんじゃ…?」
「そうだよ。教えてもらった。」
殺気をコントロールできるようになって少し自信がついた。
「口調もなんか怖かった!、威厳がある感じでかっこよかった!」
無意識に口調が変わっちゃうんだよ…
「…そろそろ戻ろうよ、俊介たち心配してるかも。」
時計をみると、もうパトロール始めてから2時間たっていた。
帰りは赤髪くんのバイクに乗せてもらった。