償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》




「…で、好きなのか?赤髪のこと。」


こ、これは告白するチャンスかもしれないよね…?

言える…?


「好きな人…は…」


「赤髪くんじゃ、ない。」


だけど、私にはこれが精一杯だった。



「そうか……」

そう言って胸をなでおろす。
でもすぐに険しい顔になって。


「じゃあ誰だよ。」


聞かれずに済むと思ったのに…。
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