償いのprincess〜2度目の仲間〜《上》
「おせーぞ。」
「「おはよう」」
「おっは!」
「おはよう♪」
みんながあいさつしてくれる。
それだけで、私はここにいる。って実感させられる。
「おはよう。」
「空港まで俺のに乗っていきますか?」
赤髪くんが軽く私を誘う。
「わかっ…」
……。そんなことしたら、赤髪君の命が危ないよ。
「私は俊介にのせてもらうね!」
後ろから感じていた殺気は消え、俊介の顔が明るくなった。
そして、
「美帆は俺のバイクにしか乗らねぇよ。」
と、笑顔で赤髪くんに言ったのだった。