バンドマン
繁華街から少し離れた路地に李帆が通っているライブハウスはあった。
中は300人入ればいいんじゃないかってくらい小さなところで…ほんとに酸素がなくなってしまうんじゃないかって心配になってしまうくらいだった。
「あ、李帆ちゃんこんばんわ。来てくれたんだ。今日はお友達も一緒かな??」
入口にある扉から声がして見てみるとオールバックの強面のおじさんが顔を覗かせていた。
「リンジさん!!こんばんわ!そーなんです!今日はついに親友の波留をつれてきちゃいました!」
「こんばんわ…波留です。」
「こんばんわ、波留ちゃん。このライブハウスのオーナーのリンジです。今日は楽しんでいってね。」
「ありがとうございます。」
ダンディーって言葉がすごく似合う40前後だろうリンジさんの柔らかいどこか暖かさがある表情に思わず顔の筋肉が緩む。
私が黙っている間も李帆とリンジさんの会話は止まることを知らない。
「そういえば今日は新人さんが出るって聞いたんですけどほんと??」
「あ、もう聞いたんだ!みんなには内緒にしようと思ってたのにさすがだな。」
リンジさんは煙草を吸いながら李帆の肩に手を回す。
あ、意外とチャラいのかも…。
「リンジさんったら!そんなことしたら真理子さんに怒られますよ!」
「あぁ、李帆ちゃんも言うようになってしまったなー。真理子より怖くなったらだめだぞー!」
李帆に手を叩かれおどけた表情で笑うリンジさんはどこか子供にも見える。
「よし!人も集まってきた事だしそろそろ準備しましょーか!」
中は300人入ればいいんじゃないかってくらい小さなところで…ほんとに酸素がなくなってしまうんじゃないかって心配になってしまうくらいだった。
「あ、李帆ちゃんこんばんわ。来てくれたんだ。今日はお友達も一緒かな??」
入口にある扉から声がして見てみるとオールバックの強面のおじさんが顔を覗かせていた。
「リンジさん!!こんばんわ!そーなんです!今日はついに親友の波留をつれてきちゃいました!」
「こんばんわ…波留です。」
「こんばんわ、波留ちゃん。このライブハウスのオーナーのリンジです。今日は楽しんでいってね。」
「ありがとうございます。」
ダンディーって言葉がすごく似合う40前後だろうリンジさんの柔らかいどこか暖かさがある表情に思わず顔の筋肉が緩む。
私が黙っている間も李帆とリンジさんの会話は止まることを知らない。
「そういえば今日は新人さんが出るって聞いたんですけどほんと??」
「あ、もう聞いたんだ!みんなには内緒にしようと思ってたのにさすがだな。」
リンジさんは煙草を吸いながら李帆の肩に手を回す。
あ、意外とチャラいのかも…。
「リンジさんったら!そんなことしたら真理子さんに怒られますよ!」
「あぁ、李帆ちゃんも言うようになってしまったなー。真理子より怖くなったらだめだぞー!」
李帆に手を叩かれおどけた表情で笑うリンジさんはどこか子供にも見える。
「よし!人も集まってきた事だしそろそろ準備しましょーか!」