麗雪神話~炎の美青年~
「ところでさ、ブレイズって、好きなの? セレイアさんのこと」
さらりときかれ、ブレイズはたちまち耳まで真っ赤になった。
「ななななな、何をいきなり!」
「好きなんだね。何がいいの?」
ラクールになら打ち明けてもいいだろうかと逡巡した末、ブレイズはぼそぼそと語った。
「なんていうか…きれいだし、強いし…憧れっていうか…」
「へぇ~! なら僕も応援するよ!」
「えっ、いいの?」
「もちろん。僕たち、親友だろ」
「うん! ありがとう!」
「でも、ライバルがいるね。
ディセルさんも、セレイアさんのこと、好きだと思うよ…」
そう言いながら再び天幕の出入り口を見やったラクールの目が、とても鋭いことに、照れていたブレイズは気が付かなかった。
さらりときかれ、ブレイズはたちまち耳まで真っ赤になった。
「ななななな、何をいきなり!」
「好きなんだね。何がいいの?」
ラクールになら打ち明けてもいいだろうかと逡巡した末、ブレイズはぼそぼそと語った。
「なんていうか…きれいだし、強いし…憧れっていうか…」
「へぇ~! なら僕も応援するよ!」
「えっ、いいの?」
「もちろん。僕たち、親友だろ」
「うん! ありがとう!」
「でも、ライバルがいるね。
ディセルさんも、セレイアさんのこと、好きだと思うよ…」
そう言いながら再び天幕の出入り口を見やったラクールの目が、とても鋭いことに、照れていたブレイズは気が付かなかった。