麗雪神話~炎の美青年~
「早くブレイズさんを助けないと…!」
「ブレイズブレイズってうるさいな。こうしてやる!」
不意に、ビッチィが足元にあった大きな石を持ち上げ、ブレイズに向かって放り投げた。正確には、ブレイズを支えている氷へと。
石は氷を直撃し、見事に砕け散った!
「―――!!」
息をのむセレイアの目の前で、ブレイズの姿がマグマに呑み込まれて行った…。
セレイアの目は現実を拒否していた。
けれど、拒否しきれるはずもなくて。
「い、いやぁぁぁぁ――――!!」
セレイアは絶叫した!
それから、放心状態になる。
体に力が入らない。
崩れ落ちる体を、ビッチィがいやな手つきで支えた。
「はっはっはっ! こりゃちょうどいい! おとなしくしてれば、悪いようにはしないからよ」
そのままビッチィはセレイアの体を地面に横たえ、彼女に馬乗りになった。
美しい細工を愛でるように、セレイアの髪を梳く。
セレイアはあまりのことにされるがままだ。
抵抗する気力すらわいてこない。
「ブレイズブレイズってうるさいな。こうしてやる!」
不意に、ビッチィが足元にあった大きな石を持ち上げ、ブレイズに向かって放り投げた。正確には、ブレイズを支えている氷へと。
石は氷を直撃し、見事に砕け散った!
「―――!!」
息をのむセレイアの目の前で、ブレイズの姿がマグマに呑み込まれて行った…。
セレイアの目は現実を拒否していた。
けれど、拒否しきれるはずもなくて。
「い、いやぁぁぁぁ――――!!」
セレイアは絶叫した!
それから、放心状態になる。
体に力が入らない。
崩れ落ちる体を、ビッチィがいやな手つきで支えた。
「はっはっはっ! こりゃちょうどいい! おとなしくしてれば、悪いようにはしないからよ」
そのままビッチィはセレイアの体を地面に横たえ、彼女に馬乗りになった。
美しい細工を愛でるように、セレイアの髪を梳く。
セレイアはあまりのことにされるがままだ。
抵抗する気力すらわいてこない。