SONG 〜失われた記憶〜
ふと、
窓の外を見やる。

いつの間にか辺りは夜の闇に包まれ、
優しい月明りと街灯が町並みを照らしていた。







ピンポーン。
そこへチャイムの音が耳に届いた。


卓上時計に目をやる。

時刻は後数十分で午前零時、
日付けが変わろうとしている。

こんな遅くに一体誰だろう?

もうすぐ私の誕生日は虚しくも終わってしまうというのに…。






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