恋していいですか?
今日もこの子の話は亜子のこと。


つまんないなー。


あっ。



一番後ろの窓側の席の子…。


「ねぇっ、」


「な、なに?」


「あそこに座ってる子って名前は?」


「あー、えーっと、たしか雨宮美月さんだよ」



雨宮、美月…。


「えっ!ちょっと、亜子ちゃん!?
どこ行くの!?」


亜子は真っ直ぐにその子の席へ行った。
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