恋していいですか?
「ねぇ?雨宮さん」


亜子が話しかけると驚いたのか一瞬ビクッってした。


そして目線を窓の外から亜子へ。


やっぱり。



この子、ちょー美人だ。


こんなに整った顔立ちの子なんてめったにいないのに。



「…何?」


近くでみても遠くでみても美人に変わりはない。



「何してるの?」


「…雲…みてる」


「雲?…………」


「う、うん…」


え?


「あははははっっ」


「なんでそんなに笑ってるの??」
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