恋していいですか?
二章
「席替えしようかー」
担任の先生のその一言でクラスはざわめきはじめた。
席替え、かぁ。
あたしは席替えがあんまり好きじゃない。
ってか嫌いかも。
だって、
「美月ー、席替えだってー
楽しみだね~」
亜子、あたしはね、
「あたし、くじ運悪いから席替えしていいことなんて
一つもないんだよ」
小学生の頃も中学生の頃でも席替えすると必ずクラスの人気者か、嫌われ者、
もしくはこれから人気者になるような人ばっかりと隣の席になってしまっていた。
そのせいで目立ちたくなかったのに、変に目立っちゃうようになってしまった。
一番ひどかったのは中学生のときに席替えして隣の席がクラスの王子様になってしまったこと。
あのときは女子たちからの視線が痛かった。
担任の先生のその一言でクラスはざわめきはじめた。
席替え、かぁ。
あたしは席替えがあんまり好きじゃない。
ってか嫌いかも。
だって、
「美月ー、席替えだってー
楽しみだね~」
亜子、あたしはね、
「あたし、くじ運悪いから席替えしていいことなんて
一つもないんだよ」
小学生の頃も中学生の頃でも席替えすると必ずクラスの人気者か、嫌われ者、
もしくはこれから人気者になるような人ばっかりと隣の席になってしまっていた。
そのせいで目立ちたくなかったのに、変に目立っちゃうようになってしまった。
一番ひどかったのは中学生のときに席替えして隣の席がクラスの王子様になってしまったこと。
あのときは女子たちからの視線が痛かった。