奥手少女
「よーい…パァン」
乾いたピストルの音が鳴り響く。
それと同時に第1走者の1年生の女の子が走り出した。私のチーム、青バトンは
1番…最後。咲耶のチームの黄色バトンは2番だ。抜かせる気配は全くない。
でも、すごくいい勝負だ。
1年生、2年生…と順に走っていき
ついに私の順番になった。
< 16 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop