奥手少女

チーム分けの表を見てきた樹里から
嬉しいニュースを聞いた。
「あ、凪。お前唯ちゃんからバトンもらうらしいぞ!青バトンのチームだって。しかもアンカー。ちなみに俺も。」
「…は?おれが川藤からバトン…?」
川藤からバトンをもらう姿を想像すると
もう、嬉しくて嬉しくてたまらなかった。そんな事をかんがえていたらいつの間にか樹里はいなくなっていた。
仕方なく探していると川藤達と話す
樹里の姿があった。イラっとしたが
樹里はすぐに俺の元へ帰ってきた。
「わりぃわりぃ。そんな怒るなよ
きっと…すぐに機嫌なおるだろうし」
言っている意味がさっぱりわからないまま笛が鳴り俺達は入場した。
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