奥手少女
君の事が好きになってからもう、
4か月が経った。暑い夏から寒い冬になり私達受験生は毎日勉強詰めだ。
「唯、志望校どこにした?」
「えっとねーF高だよ」
「え!?まぢ!?俺もF高」
ニコニコ笑っている凪。
今日は2人で勉強。誰もいない図書室で
時々話をしながら勉強をしていた。

昔の私が信じられないほど
今は凪が大好きだ。興味すらなかったのにいつの間にかこんなに好きになってた。
「唯、一緒にF高合格しような。」
「うん!凪こそ落ちないでよ?」
「俺は落ちねえよ。」
自信満々にそう言う凪。
「意味わかんない!なんでよ!」
「俺はそいつを守らないといけないんだ。だから、そこには絶対に受からないといけない。」
凪に想われてる子は羨ましいな…
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