奥手少女
公立高校の受験まで残り2週間となった。もうすぐ卒業。この学校とも…お別れなんだ。
「唯!」
「あ、沙耶。」
沙耶は推薦でM高への入学が決まった。
私たちより1ヶ月も前に決まっていて
中学校生活の残りは思い出作り。
「唯は凪君の第2ボタン貰うの?」
「は…はぁ!?もらうわけないじゃん!」
キョトンとした顔でなんでー?と
聞いてくる沙耶。
「だって…好きって気付かれるじゃん…」
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