奥手少女
付き合ったとしても良いことはない。
傷つけられるだけ。
「唯、いつまで逃げてるの?
いい加減前向かないとずっとそのままだよ?」
どうせ私は弱虫。傷つくのが怖い人間。
「私は唯に幸せになってほしいの。
だから…自分が正しいと思う事を全力でしてほしい。」
自分が…正しいと思う事…?
「凪に好きって伝えるって事…?」
沙耶はゆっくり頷いた。
それが、唯の正しい事なんだよ。って。
< 45 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop