奥手少女
とうとう明日が入試の日になった。
私は沙耶に言われた「正しい事」は
まだできていない。
そして、3日後には卒業だ。

この3日間で私は決心しなければならない。
そういう真面目な自分と
わざわざ想いを伝えなくても…

奥手の私がいる。

「もう傷つきたくない」
その言葉が私の決心を揺るがしていた。
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