奥手少女
少年の過去
入試が無事に終わり、卒業式まではあと
2日になった。我ながら入試はよくできたと思う。凪のお守りのおかげで…
そう思いながら赤色のお守りを
見つめていた。
「唯、入試どうだった?」
ロングヘアーを2つに束ねた沙耶か
走ってきた。
私はお守りを見せながら
「これのおかげで頑張れた」
「もしかして…」
「そう、そのもしかしてだよ!」
「きゃー!よかったね!」
沙耶は嬉しいと私に抱きついてくる。
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