奥手少女
「以上をもちまして第46回…」

「はあぁぁぁ。やっと終わったー。」
「沙耶、よく泣いたねー」
「だって悲しいんだもーん。
相馬君とは一緒の高校だけど
唯は違うんだもん…」
「しょうがないでしょー。
でも、相馬と一緒でよかったね!」
うんっと言い、目に溜まった涙を拭いた。
「…倉木。少しいいか?」
えっ。えっ?と、言いながら 赤くなる顔を隠す沙耶。私を見てどうすればいいのか目で訴えてくる。
「沙耶、行って来なよ」
さんきゅっ!って顔で相馬は私を見た。
赤い顔で相馬についていく沙耶。
きっと2人は…
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