奥手少女
「ちょ、ちょ、ちょっとまって!
「ここ…体育館前…」
「それがどうした?」
それがどうしたって…
「見られてるし!」
周りの女子がきゃあきゃあ言っていた。
男子は見てないふりしてたけど
バッチリ見ている。
「離れて!」
「今は離れてやるけど
俺からは一生離れんなよ?
それを約束したら離してやる」
「約束します!約束しますから!」
「約束だからな。」
そう言ってやっと離してくれた。
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