奥手少女
今日は久しぶりに凪に会える日
そう…合格発表の日だ。
凪と途中から一緒に行く。
胸まである髪を後ろにくくって
家を出た。
ポケットの中に赤色のお守りを入れて。

待ち合わせ場所へ行くと凪はもう来ていて、柱に寄りかかっていた。
…かっこいい。そんな事を思って
見ていると凪が私に気づいた。
「あ…おはよう凪!
待たせてごめんね」
「あぁ。おはよう
いいよ、そんなに待ってないし」
手を握ってきた凪。
…そんなに待ってないっていいながら
手、すごく冷たいじゃん。
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