奥手少女
高校へ行くともう、合格者の番号が
張り出されていた。
「受かっていればいいなぁ…」
「唯は大丈夫だろ。俺があげたお守りがあるんだから」
「凪こそ大丈夫なの?」
「あぁ。俺は大丈夫だ。」
どこから自信が湧いてくるんだか…
「ほら、見に行くぞ」
「う…うん。」
私も凪くらいの自信が欲しかったな…
「唯、受験番号何番?」
「ええっと…406!」
「おお…!
ほら。みてみろ。」
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