先輩でも妬くんです。


ビックリ…とゆうより驚愕と言ったほうがいいだろうか。そんな表情をする。


焦るように俺の額に手をあてる。
熱の確認でもしたんだろうか。


熱がないことがわかると、自分では気づいてないのだろう。



「!」


……泣きそうな顔をしていた。



自分に呆れてしまう。彼女に泣きそうな顔をさせて、何が彼氏なんだよ…。


誤解を解くため、俺は本音を口にする。




「…春日が好きで…好きすぎるから、松山くんに…こんな醜い嫉妬までしちゃう。
……カッコ悪いでしょ。俺。」




「…………嫉妬?」



春日のそのつぶやきを聞き、急激に羞恥に陥った俺は、またも春日のお腹に顔を押し付けた。






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