先輩でも妬くんです。

「かっこ悪くない。
…うれしいですよ。」



『うれしい』?…重いって思われるかと思ってた。

その言葉が意外で、ばっ と顔を上げる。
すると…、春日の頬が赤く染まっていた。


な…何その顔……可愛い。
その顔は、段々と俺の理性を崩していく。




「…だめ。今そんな顔しないでよ。


優しくできないでしょ?」





< 25 / 35 >

この作品をシェア

pagetop