わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜
「いーんじゃない?本当に幽霊って存在するのか、私も気にならないわけじゃないわ」
「ここあもさんせー!面白そーっ」
「え、えぇ…!
わ、私も行かなきゃダメ?」
「別に怖かったら来なくてもいいよ。
その代わり明日たっぷり体験談を聞かせてあげるわ」
「ひっ…で、でも、見るよりはマシ…かな?
わかった、じゃあ私は帰るね」
「おー、じゃあな」
「ばーいばーいっ」
真理と別れ、私たちは早速学校に忍び込む準備をする。
私は家に極力近付きたくないから何も持ってないけど、広樹とここあが色々持ってきてくれるらしい。
一旦みんなと別れて、私は一人、集合場所の公園で考え事をしていた。
私の家は色々と問題がある。