わたしはみんなに殺された〜死者の呪い【前編】〜



「ほーんとにわかってないような顔してるね、明美。
じゃあ……………教えてあげる」


ふふっと微笑んだ佐久間は、私に手を伸ばしてきた。


すごく、楽しそうな顔してる。


「あああああっ!!!
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!!!」

「あは、えいっ!」


痛みを感じてから私が状況を理解するまで、私はわけもわからず泣き叫んでいた。


左目が痛い。


頬を生温いものが伝っている。


佐久間の指が…………私の左目をくりぬいた。


痛い。


痛くてどうしようもできない。


ただ、のたうちまわることしか。


「そーだ。腕も1本貰おうかな」


「ぎゃあっ!!
あああああっやめてやめてやめて!!
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛―――」




バキリと右腕が折れる音がして。







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