彼女。 (短)
夜7時。
池田と別れて家路につく。
俺の家の近くと電柱にもたれかかって、誰かが立っている。




『!?…まりか??』




俺は目を疑った。



そこにはまりかが立っていた。





『お帰り』


まりかはそう言って俺に笑いかけた。




『いつからそこにいたんだよ』


俺はぶっきらぼうに聞いた。



『10分くらい前かな?』




まりかはそう言ってまた笑顔を見せる。



だけど俺の口からは嫌味な言葉しか出てこない。


『何か用?』



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