彼女。 (短)
『お、おぅ』


俺はいつも通りぶっきらぼうにしか答えれない。




『じゃまた明日ね』




まりかはにこっと笑い俺に背中を向けた。





『待って!』


俺は思わず呼び止めてしまった。




何を言うつもりなのか…




不思議そうな顔でまりかは俺をみる。


『どうしたの?』




まりかの大きな瞳に見つめられ俺の鼓動はどんどん速くなる。



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