太陽。


お父さん…お母さん…。




私も…もう少しでそっちに行くからね…。




心の中でそう呟き、立ち上がり家を出る。




春の暖かな気温が私を包む。




満開な桜並木の下を通って学校への道をゆっくり歩く。




そういえば…昔誰かとこの桜の木の下でよく遊んだような…。




誰だったかを思い出そうとして、やっぱりやめた。




< 4 / 18 >

この作品をシェア

pagetop