ウィルス
「どうしたのよ、舞。何かあった?」
トイレの個室に入り、由紀は後ろから舞の髪をといていた。
「だめだ~クマ消せないよ。」
前から化粧していた香苗が諦めの声を出した。
2人に挟まれた格好の舞は何も言わず、ただただボーっと突っ立っていた。
「ちょっと、舞、本当にどうしちゃったのよ。」
後ろから由紀が肩を揺するが、舞からは何の反応も返ってこなかった。
懸命に舞を普段通りの格好にしようとする由紀達を嘲笑うかのように始業を告げるチャイムが廊下に鳴り響いた。
トイレの個室に入り、由紀は後ろから舞の髪をといていた。
「だめだ~クマ消せないよ。」
前から化粧していた香苗が諦めの声を出した。
2人に挟まれた格好の舞は何も言わず、ただただボーっと突っ立っていた。
「ちょっと、舞、本当にどうしちゃったのよ。」
後ろから由紀が肩を揺するが、舞からは何の反応も返ってこなかった。
懸命に舞を普段通りの格好にしようとする由紀達を嘲笑うかのように始業を告げるチャイムが廊下に鳴り響いた。