知りたくなかった本当の気持ち
「買い物=デートじゃないでしょ」
「あーっ!やっぱり風磨と買い物行ったんだ~!
もうデートも同然でしょ」
墓穴を掘ったのかもわからないまま、断定されてしまった。
まぁ風磨君とならいっか。
「はいはい、そうですよー。
私ゃどよーに風磨君と買い物しましたよー」
テキトーに言ってると、またもや顔をニシシとしている彼女。
「何よ?」
「いいやー。
ようやく風磨と來奈が進んだなぁと思って」
里桜の発言にキョドル私。
「えっ!ちょっと何?」
「何でここにいんの?」
「王子君があたしたちの教室にいるの、信じられなーい!!」