知りたくなかった本当の気持ち
まぁまずは座って。
それからこれを読んで。
じゃあ他の人はよろしく」
戸成先輩は私にそう言い席に着こうとすると、副会長と書記の広井君が残って後の人は生徒会室を後にした。
紙を渡された私は、それに目を通す。
「生徒総会で出された、学校への要望の対策をまとめたんだ。
そして今見てもらってるのは、來奈ちゃんが今からすること。
これから広井くんと一緒に、改善しに行ってくれないか?
まぁそれは出された要望の一部。
今日みたいなことが、何日が続くことになると思うから、頑張ろうな」
そうせ説明された。
「……ってことだから。
行こう、秦野さん」