知りたくなかった本当の気持ち

風磨くんとは同中だったらしい。



「いーじゃん別にー。


そんな怒んないでよー」



里桜の態度に不貞腐れながら帰る準備する私だった。




「テストも終わったことだしー、ちょっと寄り道しようよ!」



廊下を歩いてると、里桜は体育館の時と同じようにテンションを上げて私を誘ってくれた。




「いいねー。


...って、ちょっと待って!」


下駄箱のすぐ近くで立ち止まる私は、財布を取り出した。




「うん、大丈夫!

行こっか!」



私の行動に鼻で笑う里桜。




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