知りたくなかった本当の気持ち
忠告? 私に? こんな人を集わせて?
はぁー。



「私、何か悪い事したかな」



この連中は若王子に対することで、私をよく思っていないはず。



だけど私は、今目の前でリンチじみたことをされるようなことをした覚えはない。



「自覚が無い所がイラつくね。


あたしそんなわざとらしく演じる天然キャラ、マジで嫌い。

吐き気がするほど。



だからと言って、本当の天然も嫌い。


あんたは? もしかしてわざと天然ぶって、康弥君に媚売ってんじゃないでしょうね?」



天然が嫌い?

それは私も同じだよ。


だからそれを装うつもりは、最初から無いし。



それにこんな睨まれて冷静に物事を考えるなんて、私は慣れてない。



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