知りたくなかった本当の気持ち
なんて意味のわからないことを早口で言われる。
「里桜、それって…
遠回しに私のあり方を否定してない?」
これじゃあ昼休みに群がってきた人と同じじゃん。
「そんなこと無いって!
これでも來奈を応援してるんだから」
まぁ里桜自信に悪気はないみたいだから、見逃すことにしよう。
「だけどこの前、若王子を彼氏にしたくないって言ってたじゃん。
それなのにどうし…」
「それとこれは別!
とにかく來奈、康君には優しくね」
私の言葉を被せてまで主張してきた彼女。
更に意見しようとしたら、てってけと席に戻っていった。
若王子ねぇ。
最近大人しくなってるから、過剰な反応をとらなくていいけど。