知りたくなかった本当の気持ち
ルンルン気分で教室に入る。
するとそこには楽しそうに話してる、里桜の姿があった。
黒板に貼られてる紙を見る。
これには座席表が書かれているから。
「來奈~!同じクラスだねー!
やったね!」
確認してる最中に、私の背後から飛び付いてきた里桜。
嬉しかったので私は跳び跳ねた。
「ホント良かった~!
どうなるかと思ってたよ!
だけど同じクラスになって良かった~」
教室のド真ん前で、私たちは何をしてるのだろう。
そりゃ友達と話し入ってる人はいるけど。
多少羞恥心は生まれるものだ。
我に返った私は、自分の席を思い出しながらそこにカバンを置いた。