知りたくなかった本当の気持ち
父さんの言いなりになるのはシャクだけど。
相手方も父さんに強制されているかもしれないし。
最初から望みを捨てちゃいけないよね。
「ねぇあたしさ。
最近思うんだけどね」
「どうしたの?」
おちゃらけた感じで話していた里桜が、真剣な表情に戻る。
「康君、最近元気無くない?」
「へ?」
真剣な表情をされ、若王子の名前を出され。
私はフォークに刺したハンバーグを落としそうになる。
若王子の名前を出されたからか、最後に会った時の事を思い出す。
…そうだ、私。
あの時…。
相手方も父さんに強制されているかもしれないし。
最初から望みを捨てちゃいけないよね。
「ねぇあたしさ。
最近思うんだけどね」
「どうしたの?」
おちゃらけた感じで話していた里桜が、真剣な表情に戻る。
「康君、最近元気無くない?」
「へ?」
真剣な表情をされ、若王子の名前を出され。
私はフォークに刺したハンバーグを落としそうになる。
若王子の名前を出されたからか、最後に会った時の事を思い出す。
…そうだ、私。
あの時…。