知りたくなかった本当の気持ち
満腹になった私と里桜は、会計を済ますとそれぞれの帰路を歩いていくことになった。
私はその途中、回想をしていた。
なんか今日、里桜となお兄励ましてもらえたな。
そんな気がして嬉しかった。
そして私は家に帰りついた。
「ずいぶん遅い帰りでしたね。
どちらにおられたんですか」
30代のおばさん、いや家政婦に言われた。
私の家には家政婦が1人、執事が二人いるのだ。
その人たちがいることによって、余計堅苦しさが増すから私は苦手だ。
「友達とご飯食べてたから、晩ごはんは要らない!」
「わかりました」